街に活気を取り戻す。地元の未来を賭けた、香川の駅ビルプロジェクト。

香川県高松市。その中心の「瓦町」の駅前に構える商業施設のリニューアルに向け、コンセプト、ネーミング、ロゴ、施設サイン、プロモーションなど全面的に担当しました。
過去2度にわたり百貨店が撤退し、三度目の正直に挑む。郊外化が進み、周辺地域は活気をなくしつつある。そんな苦境の中、オーナーである「ことでん」様と、半年以上も議論を重ねながら構想を進めてきました。
街の新たなシンボル＝旗印となるべく、『瓦町FLAG』という名称を開発。さらに、「かわる、をはこぶ」をコンセプトとして、“変化”を記号化したVIをつくりました。
プロモーションでは「街の旗揚げ」をテーマに、街が生まれ変わるという期待づくりに挑戦。広告ビジュアルは近隣の住民に参加を募って撮影イベントをおこない、結果100人以上の方に街の顔になっていただき、「ことでん」車両を舞台に、世界初（たぶん）となる電車内でのポップアップショップを展開したり、近隣商店街と広告を使ったメッセージ交換を行ったりと、様々な形で街に話題を届けていきました。
こうした取り組みにより、商店街主催による連動マルシェなど、周辺地域の自主的な活動も生まれ、盛り上がりの輪が広がっています。